賃貸マンションの選びかた

賃貸マンションを借りようと考えている方は、大学の進学にともなって一人暮らしをすることになったとか、親元を離れて一人暮らしをしてみたいとか、転勤で、賃貸マンションを借りようと思っているとか、家族が増えて今のマンションでは狭くなったので探しているとか、様々な理由があると思います。
賃貸のマンションを借りようと思ったら、まず部屋を探す前に、生活の基盤をどのあたりでするかということが決まらないと賃貸マンション探しは始まりません。
たとえば、大学までの交通の便などを考えて住むエリアを想定するとか、車通勤の方なら会社までどのくらいかかるかなどを計算していけば、どのあたりに住むと都合がよいかどうかが判断できるかと思います。
この路線がいいなとか、このバス停がいいなとか、この道路とか、住むエリアを始めに何箇所かに絞ると賃貸マンションを選びやすくなります。
数箇所絞ってしまえば、あとは条件にあった賃貸マンションの物件を探すだけです。
住みたいエリア、住んだら便利だなと考えられるエリアをまずは絞り込むのがコツですね。
ただ、都心の場合は家賃も高くなりますので、家賃を安くしたいのであれば、通勤や通学の時間が長くなる可能性もあります。ただ、1回賃貸マンションを借りてしまうと、不便と感じてもそう何回も引っ越すことはお金も手間もかかりますので避けたいところです。
ですから、あまり通勤や通学に時間がかかってしまったり、遠いことで余計に通勤費用がかかってしまうこともありますので、予算とその物件のある場所とのバランスがとれているかどうかということもよく考えて借りなくてはいけません。

内見の際の交通手段

賃貸マンションをチェックするには、まず内見しなくてはなりません。
不動産会社へ気になる賃貸マンションがあると伝えに行くと、まずは内見を勧められます。
その内見はどうやって行くのでしょうか。

内見には通常不動産会社のスタッフが賃貸マンションまで案内し、鍵を開け、部屋や周辺環境などの説明をしてくれます。
賃貸マンションまでは、不動産会社からほど近いのであれば徒歩で向かいますし、少々距離があるのならスタッフの運転のもと車で、または電車で向かうこともあるでしょう。
車の場合は乗せてもらえるので、交通費はかかりません。
もしご自分の車で向かいたいのであれば、スタッフとは別々の車ということになり、スタッフが先導してくれます。
電車の場合は自分の分だけ交通費が必要です。

内見の後は自由です。
乗せて来てもらった車で再び不動産会社へ戻り、また別の賃貸マンションへ・・・なんてことも可能ですし、内見した賃貸マンションでスタッフとは別れ、自分の足で最寄駅まで歩いてみるも可、または自家用車で他の不動産会社へ行くも可。
徒歩、スタッフの車、自分の車、電車、どちらを利用するかは地域や賃貸マンションまでの距離にもよりますが、だいたいはこうなっています。

ただ、内見にスタッフが同行しない場合があります。
都内の賃貸マンションをネットワークで網羅しているような大手不動産会社によくあるのですが、賃貸マンションまでの地図を渡しておき、鍵の在りかなどを教えておき、あとはお客さん次第というもの。
客が多いがゆえの対応方法なのでしょうが、ぞんざいかつ詳細な情報は与えられないのでこういった不動産会社は注意が必要です。

分譲賃貸マンションの契約内容

賃貸マンションの場合、同じ建物であっても部屋ごとに持ち主(大家さん)が異なる場合があります。
1~2階はAさんが所有しており、3~5階はBさんが、というように。
これは、その賃貸マンションが元は分譲マンションだったという場合。
分譲マンションは個人で部屋を購入して自分の住まいとするために在りますが、そればかりでなく経営して家賃収入を得るために複数の部屋を購入する場合があります。
マンション全体を丸ごと経営するのではなく、限られた部屋のみを経営するのです。
これを分譲賃貸マンションと呼ばれているのですが・・・
しかし、入居者にとっては大家さんに家賃を払い、一定期間契約して住ませてもらうのには変わりないので結局は賃貸マンションとそう変わりはありません。

ただ、同じマンションであっても部屋や階によって経営者が異なるため、契約内容の細かな点で異なる場合があります。
例えば、3階の部屋が他入居者によっていち早く契約されてしまったため、諦めて2階の部屋を契約する場合・・・
階がひとつ低いのだから多少家賃が安くなるだろうと思いきや、3階の部屋と同じ額だったり。
大家さんが異なれば、家賃の設定基準も異なるということです。
もちろん、同じ建物ということで周囲に合わせている分譲賃貸マンションもありますので、この限りではありません。

そうそう、同じ建物であっても、大家さんが異なれば仲介している不動産会社も異なる場合があります。
同じ分譲賃貸マンションの他の部屋も比べたいのであれば、それぞれを取り扱っている不動産会社を調べなくてはなりませんね。

内見時のチェックポイント

賃貸マンションを借りる前には、必ず一度は内見に行くことと思います。
内見とは実際に住むかも知れない部屋に訪れてみること。

内見に行くと、賃貸暮らしの憧れが先立って間取りや広さばかりに目が行きがちです。
しかし、お言葉ですが内見とは夢を馳せるために行くことではありません。
実際にそこで生活するに不便はないか、細かいところまでチェックする必要があります。
そのためのチェックポイントを、以下にいくつかご紹介します。

(1)梁や柱の有無
簡単にいえば、壁の出っ張りです。
賃貸マンションとは、その構造上部屋の内部に柱などの出っ張りが見られるのは珍しくありません。
ただ、これらが家具の配置の邪魔になるかどうかをチェックしておく必要があります。
特に、壁上部の梁のせいで、高さのある家具が置けない・・・なんてことにはならないよう。

(2)ベランダの外側
簡単にいえば、人目が気にならないかどうかです。
2~3階の場合、向かいの家の人と目が合うかもしれない可能性があります。
また、木登りができそうな木が近くにあるとセキュリティの問題にもなりますので、ご注意ください。

(3)ゴミ置き場
賃貸マンションの外側のことのため意外と見落としがちですが、清潔さやカラス対策がなされているかどうか、見ておきたいものですね。

(4)傷や汚れ
これに気付かないまま契約してしまうと、自分が付けた傷や汚れではないのに退去時に修繕費を取られてしまうなんてことになりかねません。
引っ越し前・・・できれば内見時に写真などで記録をとっておき、言い逃れの証拠を残しておきましょう(笑)

賃貸マンションの管理費・共益費

賃貸マンションの月々の賃料には、家賃の他に管理費もしくは共益費と呼ばれるものもあります。
同じ賃貸でも、アパートの場合は有る物件と無い物件があるのですが、マンションの場合はほぼ必ず付いてきます。
では、管理費、共益費とはなんでしょうか。

例えば、家賃は1カ月間の部屋の使用権を買い取る購入費として、大家さんに支払うものです。
対して管理費、共益費とは、マンションという建物そのものの維持費として充てられる費用となります。
同じマンションの維持でも、部屋の内部における掃除は入居者各自で行いますし、キッチンなどで使用する水道光熱費は各自で支払わなくてはなりません。
しかし、部屋の外側も掃除は必要ですし、水道光熱費はかかります。

部屋の外側とは、賃貸マンションのアプローチやエントランス、廊下、階段、有ればエレベーターなどといった共用部分です。
それらも定期的な掃除は必要ですし、電気が点けられ、電球が切れれば交換が必要ですね。
それに・・・そうそう、ゴミ捨て場も清潔を保って、決められた曜日には業者にゴミを取りに来てもらわなくてはなりません。
こういった建物に関わる維持には入居者は直接関わりませんが、その分の費用は支払うよう管理費や共益費なるものが付加されているのです。

ちゃんと家賃を支払っているのに管理費なんてお金を支払う必要があるの!?
・・・と疑問を投げかける声もあります。
上記では「マンションにはほぼ必ず有る」と述べましたが、実は最近では管理費・共益費が無い賃貸マンションも有ります。
しかし、その場合は完全に管理費・共益費が無いのではなく、家賃にそれらが含まれているだけです。
賃貸マンションの維持が不必要になることはありませんので。

賃貸マンションでペットを飼うなら

賃貸マンションだけどペットが飼える!
・・・夢ですねぇ。
特に賃貸マンションで一人暮らしとなると、家族がいないかわりにペットがいれば一人でもほっとしますし、癒されます。
また生き物を飼うことの責任感等があれば、どうせ一人暮らしだからと家事が疎かになることもないかもしれませんしね。

かつては賃貸マンションやアパートでペットを飼うなんてご法度でしたが、現在ではペット可の物件も多くあるので是非探してみましょう。
ただし、ペット可となっていれば何をしても良いというのではありません。
当然ながら幾つかの制限はありますので、ご注意ください。

賃貸マンションでペットを飼うなら、注意しておきたいのが無駄吠え、あるいは鳴き声です。
世帯が文字通り隣合っていますから、近所迷惑になりかねません。
一人暮らしの場合、日中は部屋にペットを残して仕事へ行くことになるので、そんな状況でもおとなしくしていられるようにペットを躾ける必要があります。

また、吠えない動物を選んでしまうのもひとつの手。
その代表はウサギですね。
ウサギなら世話も然程難しくはありません。

ウサギといえば、寂しいと死んでしまう・・・なんてことも言われていますが、これは本当でしょうか?
本当ならば、それこそ日中置いてきぼりにしてしまう一人暮らしでは飼えませんが。
実のところ寂しいと死んでしまうというのは誤りだとされています。
ウサギは寂しさなんて感じないし、その程度で死んでしまうこともないと。

しかし、筆者個人的には、構ってあげないとストレスを溜めてしまうといった意味ではないかと思っています。
根拠はありませんが。
だって、ペットを飼うなら躾けはしっかりとしておき、また存分に可愛がってあげるべきだと思うのですよ。
放っておくぐらいなら飼う意味はありません。
違いますか?

部屋の階数と家賃の関係

アパートなら階数は高くてもせいぜいが3階までですが、マンションと呼ばれているものは少なくとも3、4階はあるもので、高いものともなると軽く10階は超えるものだってあります。
ええ、例え賃貸でも。

ご存知でしょうが、賃貸物件とは部屋の階数が高い所になればなるほど家賃は上がります。
いくらほど上がると思いますか?
一般的には、階数がひとつ上がれば1万円高くなります。
1階の部屋の月々の家賃が5万円なら、2階は6万円、3階は7万円といったように。
もちろん、比べる部屋が角部屋だったり、間取りや設備が微妙に違っていたりすると、この差は多少前後するかと思いますが。

しかし、たった1階の違いで、1万円とは大きな差ですね。
10階建ての賃貸マンションだと、1階は5万円でも10階は15万円ですよ。
それでもなるべく高い階数の部屋を望む人はいますし、絶対最上階で!と譲らない人もいます。
たかが賃貸とあなどれません。

利用者が女性の場合は、家賃が安い1階の部屋より、多少は家賃が高くても構わないのでなるべく階数が上の部屋を選ぶ傾向にあります。
せめて2階以上という考えが多いですね。
その理由はやはり防犯のため。
窓からの不審者の侵入や、外から洗濯物を見られるのを避けるためです。
もちろん、階数さえ高ければそれらを防げるという保障はありませんが、高ければ高いほど可能性が低くなることも事実ですので。

ただ、階数が高いからと安心しきってしまうことだけは禁物です。
安心感のために他の防犯が疎かになってしまわないように。

おとり物件について

以前、賃貸マンションの探し方について携帯電話の利用について述べましたが、賃貸マンションの探し方には他にも数多くの方法があります。
携帯電話も便利ではありますが、画面の大きなパソコンの方が使い易いと好む方もいらっしゃいますし、賃貸物件情報誌も地元の賃貸マンションを探すにはたいへん便利なため、インターネットが普及している現在でも根強い人気を誇っていますね。
また、住みたい街が決まっているのであれば、直接不動産会社へ足を運んでしまったほうが、内見へもすぐに行けますし、ネットや情報誌にはないお勧め賃貸マンションを紹介してもらえるかもしれません。
どの探し方をするかは、現在住んでいる地域や予定(時間)次第なので人それぞれですが、ネットや情報誌での探し方に関して注意点があります。

インターネットのサイトや情報誌には、ときおり激安物件が載っています。
他の物件や相場に比べて安く、設備や広さなどを考慮しても普通ならもう少し家賃が高くなると思われる物件です。
こういった物件は実は存在していない客寄せのための「おとり物件」である可能性があります。
偽の物件情報をおとりに担当の不動産会社に連絡させて、別の物件を紹介するという手口です。

こういったおとり物件の場合、不動産会社に電話すると「その物件はすでに契約されました」と説明され、他の物件を紹介するからと事務所に呼び寄せます。
・・・ただ、電話口でそう説明されるなら「やっぱりいいです」と断ることもできるのですが、いざ不動産会社へ行ってから説明されて、やや強引に他の物件を紹介される手口もあります。

家賃の安い賃貸マンションに惹かれるのは当然でしょう。
おとり物件じゃなくても、他の理由があって相場より安くなっている可能性もありますしね。
また、目的の物件がおとり物件だったとしても、紹介された賃貸マンションの条件が良ければ契約してしまうのも手です。
ただし、条件に合わない賃貸マンションなのに断り切れず契約してしまうことのないようお気を付け下さい。

デザイナーズ賃貸マンション

皆さんは賃貸物件と聞くとどのような建物をイメージしますか?
筆者は一昔前であれば郊外にひっそりと佇む小じんまりとした建物を思い浮かべていました(あくまでも、過去のことです)
しかし、その賃貸物件がマンションとなると話は別です。
筆者が一昔前に持っていたマンションのイメージは、都会のど真ん中を陣取る縦にも前後にも大きな建物です(あくまでも、過去のことですよ)
ようは、マンションとは高級なものだと思ってたのですね。
というか、賃貸できるマンションなんて思いつきもしなかったと言いますか・・・

ここ近年はマンションと一口に言うだけでは物件を特定できなくなりましたね。
マンションには分譲と賃貸の二種類がありますから。
皆さんはデザイナーズマンションというものをご存知ですか?
デザイナーによって設計されたデザイン性の高いマンションのことを指します。
もちろん見た目に恰好良く、機能的にも暮らしやすく、また他のマンションとは違った特殊性があるため、価格にすると高額のように思われるでしょう。
当然、賃貸なんてとんでもない!分譲マンションの一種だろう。と思いきや・・・
賃貸できるデザイナーズマンションもあるのです。
ただし、賃料は他に比べてやはり高くなっていますけどね。

・・・現在の賃貸物件は、賃貸とは仮住まいのための簡単な造りの建物だ、と思っていた過去とはどうやら違うようです(あくまでも、筆者の勝手な過去の想像です)
賃貸マンションに10年以上もの長い間住み続ける人もいるくらいですし、それだけに物件の機能性やデザイン性も気になるのでしょう。
筆者の知り合いの中にも、マンションの外観が決め手となった者もいますしね。

賃貸マンションは携帯電話で探そう

1年か2年ほど前に取られたアンケートなので、既に古い情報となりつつありますが、いざ一人暮らしを始めようとする学生や新社会人が賃貸マンション等を探すにあたって何を利用するかというと、もっとも利用率の高い広告はインターネットとなっていました。
ただインターネットと言っても、特に携帯電話での利用率が高いようです。
この理由は、もちろん携帯電話の普及率の高さだとか利用の手軽さなども挙げられますが、賃貸探しに都合が良いという利点もあります。

携帯電話やパソコンに限らず、賃貸情報のサイトへアクセスすると、数々のマンションやアパートの情報とともに、それを仲介している不動産会社の情報も当然表示されます。
気になる物件を見つけたら、即座に連絡をとって内見の予約をとれるのですね。
それがもし携帯電話でのアクセスなら、何処にでも持ち歩いて行けるので連絡は何処からでも行えます。
・・・とまぁ、これくらいなら賃貸マンション探しに限った利点ではないのですが、賃貸マンションならではの利点として次のようなことが挙げられます。

学生や新社会人が暮らしてみたいと思う街の賃貸マンションは、やはりそれだけに人気があり、かつ契約が埋まるのも早いです。
また、引っ越しの時期ともなると内見の予約もなかなか取れず、場合によっては気になる物件を見つけて連絡したは良いものの、既に契約されていてサイトの更新だけがまだだったということもあります。
そのため、物件を見つけたら悩んでいる暇などなく、とにかく内見だけでも早めに行っておいた方が良いのですね。
いちばん良いのは連絡のときに「今から行きます」と言う方法。
そのために、移動と連絡を同時に行える携帯電話が重宝されるのです。